自動車、小型船舶、航空機用部品等の衝撃試験に活用できる油圧式衝突試験装置 アキュムレータに蓄圧した油圧を急激にシリンダ内に放出し短いストロークで加速

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衝突試験機

油圧式衝突試験機
自動車・小型船舶・航空機用部品等の開発のための衝撃試験に活用可能
アキュムレータによる蓄圧で瞬間的に加速度をあげ、従来の衝突試験機よりも滑走距離を短く、設置面積も小さくできる

試験対象全体(例:車1台)を破壊する必要がなく、部材単位での試験及びデータの取得が可能
人が乗る必要がなく安全性も高い

供試体の例としては車体の場合Bピラー、船体の場合船外機本体など
評価項目としては供試体にひずみゲージを貼付し、ひずみの計測、高速カメラによる解析、変位・速度・加速度の計測など

従来の衝突試験は自動車であれば車体本体、船舶であれば船体そのものに対して衝突試験を実施していた
性能を満たさない場合対策を施して再試験を実施する必要があるが、
多大な開発コストや開発時間が必要になり時には危険を伴う試験になっていた
そこで車体・船体全体を用いた試験の代わりに部材単体における衝突試験の需要が増えていった
また従来の衝突試験では加速度を得るために滑走距離を大きく取る必要があり、試験機の設置面積が大きくなる難点もあった

本衝突試験機の長所

  • アキュムレータに蓄圧した油圧を急激にシリンダ内に放出して、短いストロークで加速
  • 加速後のピストンを停止させるために、ブレーキ側には圧力を徐々に上げる細工を施すことで、短いストロークで安全に停止させている
  • 様々な設定速度で試験可能
  • 自動車の車体や搭載品の部品単位での衝突試験に対応可能

仕様

油圧駆動

目標ピストン速度

2km/h~100km/h±5%

最大供試体質量

1,500㎏まで対応

アクチュエータシリンダ

加速ストローク

600mm

減速ストローク

400mm

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