加圧試験機の特長
この1台で静圧破壊と加圧繰返し試験両方が可能
本試験機は静圧破壊試験と加圧繰返し試験の両方の機能をあわせ持っているため、任意の試験に合わせてお使いいただけます。それぞれの試験機を2台作成するよりも価格やスペースを抑えることができます。
水圧試験など様々な試験流体に対応
油による加圧だけでなく、水による加圧にも対応。塩ビ管をはじめとする配管などの供試体に対して実際の環境に近い水(純水は要相談)による加圧試験を行うことができます。
様々な加圧波形に対応
正弦波、三角波、矩形波、ピーク波など任意の波形で試験ができる設計をいたします。
自動車のエアコン部品から水道用配管まで多様な供試体に対応
船外機、カーエアコン部品をはじめとする自動車部品(ラジエーター、コンデンサー、エバポレータ、熱交換器など)、ホース、上下水道用をはじめとする硬質ポリ塩化ビニル管(塩ビパイプ)、架橋ポリエチレン管などの配管、水道用器具などに対応いたします。
JIS規格に準拠する耐圧試験に対応
繊維補強ゴムホースをはじめとして、硬質ポリ塩化ビニル管(塩ビ管)とその継手、ポリエチレン管、各種バルブなどといった水道用器具に対応するJIS規格に準拠する耐圧試験、熱間内圧クリープ試験にも対応します
(JIS番号:JISS3200、JISK6741、JISK6743、JISK6742、JISK6762、JISK6769、JISG3454など)
幅の広い圧力設定、保持時間
加圧繰り返し試験では加圧ラインを2軸設けることで、高圧・低圧の同時試験だけでなく、異なる波形、異なる周波数での同時試験も可能。
加圧サイクルについても立ち上がり時間、ベース時間、保持時間も任意に設定することができます。
高い加圧精度
真空ポンプを使用したエア抜き機構などにより高い加圧精度を実現。加圧圧力により変化しますが静的圧力では最大圧力に対し1%以下、動的圧力では最大圧力に対し2%以下の加圧精度を実現。
破壊の自動検知
試験中にバースト確認を行う機能を装備し、全台数がバーストするまで試験を継続します。
水没法、水圧法によるリークテスト
水槽に沈めた供試体に空気や水による加圧を行うことによって漏れが生じたか確認することができます。
その他の特徴
静圧破壊試験ではサーボモーター駆動ポンプ制御によってブースタシリンダを駆動し、供試体の破壊圧を計測
本試験装置はコントローラ、恒温槽、油圧ユニット、試験油槽、ブースタシリンダから構成
油圧サーボバルブによる圧力制御系を構成
試験回数は1~999,999回、最大6台の供試体を同時に試験可能
仕様
制御方式
油圧 圧力制御
チャンネル数
加圧繰返 3ch × 2系統 静圧破壊 1ch
加圧繰返圧力
Max 40MPa
静圧破壊圧力
Max 100MPa
加圧サイクル
0.3~1Hz
温度仕様
常温~170℃
関連装置
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